2016年 10月 31日
鞍馬の火祭 |

午後6時。「神事にまいらっしゃれ」の神事触れ。

鞍馬の家々に置かれた松明が灯されます。

最初はトックリ松明と呼ばれる小さな松明を持った子供から。
親子一緒に「サイレイヤ、サイリョウ」の掛け声と共に集落内を練り歩きます。


時間の経過と共に松明も徐々に大きな松明が行き交います。


一人では持てないくらい大きな松明。

松明を担ぐ後姿が素敵でした。

鞍馬でも南に位置する御旅所では松明が建てられました。

注連縄を切る儀式が行われました。

鳥居越しに立つ松明の眺めが見事でした。

鞍馬の住民集団である七仲間が行列に参加する際に行う儀式「諸礼」行われました。

沢山の松明が灯される「鞍馬の火祭」ですが
実は剣鉾も多く、鞍馬街道を複数の剣鉾が行き交いました。

行列は鞍馬寺に向けて進みます。


既に鞍馬寺の石段下には沢山の松明が立っていました。

更に剣鉾が建てられ、南から来る剣鉾を出迎えます。

剣鉾の後ろからは大松明も更に担がれて、石段下へ。

そして立ち並ぶ松明の風景は見事の一言。

集まった大松明は石段下の一か所で焼き捨てられます。
大松明から迸る火の粉が石段下に舞いました。

全ての松明が燃え尽くされると集まった全員で「サイレイヤ、サイリョウ」の
掛け声と手拍子が行われます。見事で感動すら覚える眺めでした。

そして神輿が石段を降りてくる際に行われる「チョッペンの儀」。
神輿の前の担い棒に足を逆さ大の字形にぶら下がる独特の姿は
鞍馬の成人式の名残と言われており、一生に一度の貴重な儀式でもあります。


チョッペンの儀が行われた後は御神輿が集落内を端から端まで
練り歩いた後は御旅所へ。

御神輿が無事に御旅所が到着すると儀式が行われました。

立て掛けられた神楽松明が

御旅所内を回り歩きながら、神楽松明で境内を灯していました。
気がつけば朝2時でした。疲れましたが、今年も見事過ぎた鞍馬の火祭でした。

by youpv
| 2016-10-31 18:00
| KyotoPhoto(洛北)
|
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Comments(16)
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昨年 貴殿のブログで情報を貰い撮影に行き、撮影の難しさを知っているだけに見事な写真に感服です
良い場所を押さえられ最初から最後まで、まさに激写ですね
チョッペンの儀 傑作です
場所取りも苦労されたこどでしょう
昨年 撮影しながら身震いしたのを思い起こしました
良い場所を押さえられ最初から最後まで、まさに激写ですね
チョッペンの儀 傑作です
場所取りも苦労されたこどでしょう
昨年 撮影しながら身震いしたのを思い起こしました
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こんばんわ。ブログ拝見しました。鞍馬の火祭り撮影お疲れ様です。流石お見事ですね、素敵な写真を、ありがとうございます。嶺

石段下まで付いていきました。
自分の見たところと、
お写真の説明でようやく流れが解ってきました。
随分とお近くにおられたのですね。
来年は最後まで見てみようと思いますが、
夜中の2時ですか・・・(>_<) 居眠り運転しないようにしなきゃ。
復習と予習ができました。ありがとうございます。
自分の見たところと、
お写真の説明でようやく流れが解ってきました。
随分とお近くにおられたのですね。
来年は最後まで見てみようと思いますが、
夜中の2時ですか・・・(>_<) 居眠り運転しないようにしなきゃ。
復習と予習ができました。ありがとうございます。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
なんと2時までですか。
とても最後までいられない、というのをこの祭に行かない言い訳
にしていますが、やっぱりホントに行けそうにないです(^^;
でも、一度は見てみたい、そんな迫力がありますね。
今年も写真見せてもらって楽をさせてもらいました(笑)
とても最後までいられない、というのをこの祭に行かない言い訳
にしていますが、やっぱりホントに行けそうにないです(^^;
でも、一度は見てみたい、そんな迫力がありますね。
今年も写真見せてもらって楽をさせてもらいました(笑)
こんばんわです。
今年も鞍馬の火祭、見せていただきありがとうございます。
拝見しているだけで自分の疲れや病、吹き飛びそうです^^
いつかは終電くらいまでの時間まで見て見たいです。
長時間、遅くまでの撮影、お疲れ様です。
今年も鞍馬の火祭、見せていただきありがとうございます。
拝見しているだけで自分の疲れや病、吹き飛びそうです^^
いつかは終電くらいまでの時間まで見て見たいです。
長時間、遅くまでの撮影、お疲れ様です。
o-rudohimeさん、おはようございます。
実際の流れを感じていただけて良かったです(^^)
実際の流れを感じていただけて良かったです(^^)
鍵コメントさん、おはようございます。
いつもありがとうございます(^^)
いつもありがとうございます(^^)