2013年 03月 04日
鞍馬寺 ~後編~ |

見たかったのは静寂の中、足跡がない奥の院への雪風景。

真っ白に階段を一歩一歩進んでいきます。

実はこの冬、5回以上は雪の鞍馬寺を訪れていますが
既に誰かが登られていたり、貴船側から来られる方が
早かったりと足跡のない新雪を進んでいけるのが本当に嬉しく感じます。
特に見たかったのが足跡のない「雪の木の根道」。

木の根道の奥には大杉権現社。周辺の大杉の樹齢は1000年近くという空間。
ちょうど太陽の日差しが差し込み始めて幻想的な雰囲気が広がりました。

白くなった階段を降りていくと

僧正ガ谷不動堂へと辿り着きます。
この辺りは牛若丸が鞍馬天狗と修行した場所と言われています。

少し階段を上った所には

「義経堂」があります。
奥州衣川で亡くなった義経の魂が、鞍馬寺へと戻り
遮那王尊として祀られています。

誰もいない雪の空間。暫く風景を体で感じていました。

風景を堪能した後は更に進んでいきます。

再ひ広がる「雪の木の根道」。
こちら側の木の根道の方が規模が大きく見応えがあります。

見たかった風景ですので、自分自身の足跡を付けないよう動き

広がる雪景色を撮る事が出来ました。

木の根道を過ぎると、暫くして奥の院魔王殿が見えてきます。
650万年前、金星から地上に降りてきた神、サナト・クラマが祀られています。

足跡がない雪の魔王殿、珍しいので角度を変えて撮りました(^^)


魔王殿から貴船の道も未踏の空間。
一部、階段が凍結しているため、手摺の存在が助かります。

場所によっては手摺もなく、足元に気をつけながら進んでいきます。

足を進めていく毎に貴船川の流れる音が大きくなってきました。

そして鞍馬寺西門へと到着しました。

雪の中で朱色の欄干が非常に映えていました。

※雪が降った直後の新雪の場合、一般的な靴でも大丈夫だと思いますが
その日の午後や翌日になると雪が踏み固められたり、凍結することで
完全にアイスバーンとなり、非常に滑りやすい状態になります。
※雪山用の靴か軽アイゼンなどの装備を用意される事をお勧めします。
by youpv
| 2013-03-04 08:00
| KyotoPhoto(洛北)
|
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Comments(18)
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タイトル : 鞍馬寺
仁王門の先 舞っていた小雪が止み、 暁光が射し込み 一瞬だがキラキラと輝いた。 まもなく本殿金堂に辿り着くが、素晴しい景色の連続に疲れも感じない。 本日出会えた風景のお礼をそえてお参りを済ませ、 再び降り出した雪の中、奥の院に向かう。 静寂漂う山中、小鳥の囀りすら聞こえない。 木の根の陰影だけが神秘的に浮かぶ。 突然、木々から滑り落ちる雪に驚き、見上げるがそこに天狗の姿はなかった。 杉の大木に囲まれた大杉権現...... more
仁王門の先 舞っていた小雪が止み、 暁光が射し込み 一瞬だがキラキラと輝いた。 まもなく本殿金堂に辿り着くが、素晴しい景色の連続に疲れも感じない。 本日出会えた風景のお礼をそえてお参りを済ませ、 再び降り出した雪の中、奥の院に向かう。 静寂漂う山中、小鳥の囀りすら聞こえない。 木の根の陰影だけが神秘的に浮かぶ。 突然、木々から滑り落ちる雪に驚き、見上げるがそこに天狗の姿はなかった。 杉の大木に囲まれた大杉権現...... more
こんにちは。
雪の鞍馬寺は本堂までしか行ったことがないのです。
カメラを抱えて足元がちょっと不安で・・・
仰るように、アイゼンなどの準備が必要ですね。
特に木の根道は、ね。
こんなに雪景色になった奥の院方面は、
滅多に拝見できるものではないですね。
朱色の欄干が、やっと人里に帰ってきたような印象を受けました。
ありがとうございます。
雪の鞍馬寺は本堂までしか行ったことがないのです。
カメラを抱えて足元がちょっと不安で・・・
仰るように、アイゼンなどの準備が必要ですね。
特に木の根道は、ね。
こんなに雪景色になった奥の院方面は、
滅多に拝見できるものではないですね。
朱色の欄干が、やっと人里に帰ってきたような印象を受けました。
ありがとうございます。
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こんばんは!
先日は、ご一緒いただきありがとうございました。
意外な場所でバッタリお会いして驚きでした。 ^^
さて、雪景色の鞍馬参道が素晴らしいですね。
足跡ひとつない道、素晴らしい光景をみることができて感動しました!
先日は、ご一緒いただきありがとうございました。
意外な場所でバッタリお会いして驚きでした。 ^^
さて、雪景色の鞍馬参道が素晴らしいですね。
足跡ひとつない道、素晴らしい光景をみることができて感動しました!
朝一から鞍馬寺を登られたのですね~!
足跡がない、ほんとに新雪の雪景色の中を歩かれるワクワク感、
伝わってくるようです(^-^)。
木の根道も真っ白だとこんな感じなのですね。
貴船への道は、滑り落ちそう~!やっぱりこういう日は山装備が欲しいですね。
足跡がない、ほんとに新雪の雪景色の中を歩かれるワクワク感、
伝わってくるようです(^-^)。
木の根道も真っ白だとこんな感じなのですね。
貴船への道は、滑り落ちそう~!やっぱりこういう日は山装備が欲しいですね。
こんばんは~
奥の院からの大量アップですね。 次々と展開する景色の素晴しさに
感動しながら疲れることなく、ご一緒に雪山ハイクしているような気分
になりました。 木の根道に魔王殿にどれも最高です。
私も、少し雪の写真が残っているので、早くアップしなければいけませ
んね。
正月早々の撮影分ですが、T.B.させてくださいね。 よろしくお願い
します~
奥の院からの大量アップですね。 次々と展開する景色の素晴しさに
感動しながら疲れることなく、ご一緒に雪山ハイクしているような気分
になりました。 木の根道に魔王殿にどれも最高です。
私も、少し雪の写真が残っているので、早くアップしなければいけませ
んね。
正月早々の撮影分ですが、T.B.させてくださいね。 よろしくお願い
します~
お早うございます。
凄い雪景色です。
急な階段坂を転倒しなかったですか。
でも、そんな努力の成果が撮れてますネ。
義経堂 始めて拝見しました。
大杉権現社の周辺の大杉写真、下から2枚目の風景写真が気に入りました。
凄い雪景色です。
急な階段坂を転倒しなかったですか。
でも、そんな努力の成果が撮れてますネ。
義経堂 始めて拝見しました。
大杉権現社の周辺の大杉写真、下から2枚目の風景写真が気に入りました。


ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

こんばんは。
鞍馬寺、関西に居るうちに、一度は行ってみたいところですが、
結局、行けなかったところです。
静寂の中、時が止まったように見えます。
牛若丸が鞍馬天狗の修行の地、義経の魂の眠ってる地
と聞くと、益々、自然の奥深さを感じます。
朱色の欄干がとても印象的です。
鞍馬寺、関西に居るうちに、一度は行ってみたいところですが、
結局、行けなかったところです。
静寂の中、時が止まったように見えます。
牛若丸が鞍馬天狗の修行の地、義経の魂の眠ってる地
と聞くと、益々、自然の奥深さを感じます。
朱色の欄干がとても印象的です。
阿修羅王さん、おはようございます~。
本堂まで来たら、やっぱり進んでしまいました。
今年に入っても何度も訪れていますが、
道がつるつるになっていて危険でした。
この日は新雪でしたので、踏み込みやすく
比較的自由に歩いていく事が出来ました。
本堂まで来たら、やっぱり進んでしまいました。
今年に入っても何度も訪れていますが、
道がつるつるになっていて危険でした。
この日は新雪でしたので、踏み込みやすく
比較的自由に歩いていく事が出来ました。
deepseasonsさん、おはようございます~。
あまりに写真枚数が多かったため、
二回にわけました。
足跡がないのは本当に初めてでテンションが
あがりながら歩いてました(^^)
TBありがとうございます。こちらからもさせて
いただきました(^^)
あまりに写真枚数が多かったため、
二回にわけました。
足跡がないのは本当に初めてでテンションが
あがりながら歩いてました(^^)
TBありがとうございます。こちらからもさせて
いただきました(^^)
saitamanikki2008さん、おはようございます~。
市内中心部は全然でしたが、かなりいい感じに
積もってくれていました。
ちなみに何度も滑りました(^^;)
通常歩いてもいい感じの場所ですが
雪が積もると雰囲気も変わっていい感じでした。
市内中心部は全然でしたが、かなりいい感じに
積もってくれていました。
ちなみに何度も滑りました(^^;)
通常歩いてもいい感じの場所ですが
雪が積もると雰囲気も変わっていい感じでした。